
『互いを見つめ合う行為』。
【POW-WOW】の意義ってここにあったと思う。
『隣人』の作り出す世界や『隣人』の考え方。
人種(肌の色だけではなく、生き方をも含め)によって大きく異なっている。
2008年7月16日。
クリエーターの手によるTシャツ展【POW-WOW】が終了。
僕たちはTシャツ屋さんでもないのにTシャツをひたすら作り続けた。
Tシャツでなくても良かった。
エコバッグ展、キャップ展、マグカップ展、etc...。
想像すればするほど展覧会(というかひとつの集会)の集合理由なんていくらでもある。
みんなが集まれるに一番適切な(集まり易い)場所としてTシャツ展を選んだだけ。
6年前、実は僕らのうちの数人は別の名前でTシャツ展をしたことがあった。
当時はまだTシャツを誰でも作れるといった環境じゃなかったと思うし、『Tシャツ展』という言葉自体あまり聴いた事の無いものだった。
そういった意味では、当時ある意味パイオニアだったんじゃないかな?
それがこの数年。
誰でもTシャツを作れるようになった。
少し注意して街を歩いてみると、Tシャツを作る材料で溢れている。
Tシャツ戦国時代?Tシャツインフレ?Tシャツ......なんて形容が相応しい?
兎に角、僕らはTシャツを作り、その作業の中でイメージした事を形にする事の難しさを学び、Tシャツ屋さんという『隣人』を尊敬するに至った。
Tシャツ屋さんてホントにすごい!
会期中、クルーの1人がこういう事を言った。
『描いちゃいけない場所に落書きしてる気分』
そんなちょっとした危険な遊び的な感覚もあったっけ(笑)。
それを楽しんでいたから、お客さんの幅も大きかったよ。
赤ちゃんからお年寄りまで(笑)。
これ本当。
どう?これ?
【POW-WOW】は、ある特定の職業を限定しない。
【POW-WOW】は、人種を限定しない。
【POW-WOW】は、年齢を限定しない。
表現者ってなんだろね(笑)?
ちっとも特別な事じゃない。
僕らの隣人は必ず何かを作っている。
僕らの一人一人は壁に絵を描いた最初の人類と同じ。
僕らの一人一人は最初に大声で呪文を唱えた人類と同じ。
僕らの一人一人は最初に火で肉を焼いてみた人間と同じ。
みんな同じ月面を見ている。
今日も明日も。
team POW-WOW projectは形を変えながら進化していこうと思います。
次はTシャツかもしれないしTシャツじゃないかもしれないし。
実際のところ、それはどうでも良かったりする(笑)。
ジャンルの違う人間同士が互いに興味を持つ事が最大の目的なのだから。
ハートでつながっていくプロジェクト。
team POW-WOW 【Angels of chain of heart】projectはただいま起動したばかり。
今回の事が終わって、友人を羽田で見送ってその帰りの駅のホームで、1人の学生さんが、真っ赤に日焼けした顔の火照りを癒すかのように、冷たいペットボトルの水を飲んでいた。
ゴクリ、ゴクリって。
蒸し暑い夕暮れだった。
線路の熱さえ伝わってきそうな熱気の中、ただ一つ温度が違うのはその学生さんが手にした冷たいペットボトルの水だったに違いない。
そこから伝わってくる、やや涼しげな音が、【夏】という時間を告げる鐘の音に聴こえた。
team POW-WOW 【Angels of chain of heart】project
代表/Artmic8neo |